2019年8月2日金曜日

競技規則改正(2019年度版) その②

こんにちは。

毎日暑いですね。定期試験が終わりましたので、いよいよ全国大会モードで行きましょう!!!



さて、今年度の競技規則改正につきまして、前置きが長くなっていますが、

そろそろ本題に入りましょう。

お手本どおり(?)の学習法としては、JFAのサイトの「サッカー競技規則」のページへ進むと、
等々、理解するのに十分な情報が提供されていますので、それらをすべて確認していくことになるかと思います。が、選手の立場で必要なことだけ学ぶにはちょっと情報過多のようにも思います。

以上を踏まえますと、我々は、まず、新しく発刊された「サッカー競技規則2019/20」の「149~151ページ」にある「競技規則改正の概要」から確認するのが良さそうです(皆さん既にそうしていますかね?)。

そして、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)シャツの柄に関する改正は、当面私たちのカテゴリには無関係と思われますので、
その分はガッツリ省いても良さそうです。

ただし、競技規則をうろ覚えの人は、これを機に、競技規則を再復習しておくのが得策だと思います。

この箇所によりますと、改正があったのは、

第3条(競技者)、第5条(主審)、
第7条(試合時間)、第8条(プレーの開始及び再開)、
第9条(ボールインプレーおよびボールアウトオブプレー)、
第10条(試合結果の決定)、第12条(ファウルと不正行為)、
第13条(フリーキック)、第14条(ペナルティーキック)、
第15条(スローイン)、第16条(ゴールキック)

です。それぞれの条文における改正は、一部を除いてごくわずかです。
したがいまして、今回は、多くの変更がある第5条、第12~14条を後回しにした上で、
条文順にチェックしていきましょう。
また、全国大会に臨む豊田高専サッカー部員にとっての重要度を勝手につけさせていただきます。
  • 交代で退く競技者は、主審から指示された場合を除き、境界線の最も近い位置からフィールドを出なければならない。(第3条)【重要度A】
    補足:今までは何となく、あるいは、戦術的な目的で、本部前からあえて出たり、新ルールのように、もっとも近い位置から出るようにしていましたが、今後は、遅延行為とみなされないように正しく退出するようにしましょう。
  • クーリング」ブレークと「飲水」タイムの違いを明確化した。(第7条)【重要度C】
    補足:クーリングブレーク導入当初は、選手の安全面が優先されすべてそちらに移行するように思われましたが、適切に使い分けていくということのようです。いずれも空費された時間はアディショナルタイムに追加されます。
  • トスに勝ったチームは、キックオフも選ぶことができる。(第8条)【重要度B】
    補足:IFABの解説では、キックオフから得点を狙っていくチームが増えたから、とのこと。ですが、試合開始時にgetした1点を残りの90分で守り切るという作戦は、ちょっと難しいような気がします。
  • ドロップボール ― (プレーがペナルティーエリア内で止められたならば)ボールはゴールキーパーにドロップされる。または、最後にボールが触れられた位置で、最後にボールに触れたチームの1人の競技者にドロップされる。(第8条)/ボールが主審当たり、ゴールに入ったり、攻守が変わったり、あるいはそれにより新たな攻撃が始まった場合、ドロップボールとする。(第9条)【重要度A】
    補足:ドロップボールは、「バスケのジャンプボールじゃないよ」という意図の明確なルール化で第8条についてはサッカー選手全員が納得するのではないでしょうか?第9条の改正はもっと重要で、今までは「審判は石ころ」ということで、審判にボールが当たって有利・不利がでても、「しかたがない」で済ませてきました。この改正では、パスの出しどころがない選手が審判にボールをぶつけて相手に渡っても、ドロップボール(つまり自身のボール)で再開という戦術・技術が使えそうです。審判に対して、プレーのじゃまになる位置に立たないように…というウラの指示も含まれるのでしょうか?
  • ゴールキーパーは、相手ゴールにボールを投げ入れて得点することができない。(第10条)【重要度C】
    補足:こんな場面は観たことがないので大丈夫でしょう。
  • 相手競技者は、例えスローワーがラインの後方にいたとしても、スローインが行われるタッチライン上の位置から2m以上はなれなければならない。(第15条)【重要度C】
    補足:皆さん、スローワーが助走してくるの前提で、2m離れているのだと思っていました。
  • ゴールキックのとき、けられて明らかに動いたならばボールはインプレーとなり、ペナルティーエリアからでる必要はない。(第16条)【重要度A】
    補足:これは大きな改正になりますが、今までが例外で、他のセットプレーと同じ条件になると考えれば理にかなっていると思います。なお、保留にしている中にある「自陣ペナルティーエリア内のフリーキック(第13条)」も同等の改正となります。
ここまでで、重要度Aが3項目、重要度Bが1項目ですが、サッカー選手の皆さんにはそれほど難しくない内容だと思います。
補足を書いたばかりに、ちょっと読みにくくなってしまい申し訳ありません。

ただし、これまでにご紹介していない中には重要度Aがまだ5項目もありますので、本シリーズのブログ記事は次(最終回の予定)に続きます♪

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