このところよい天候が続いており、まさに「スポーツの秋」真っ盛りで、
今日のサッカー部の練習には、多くのOB(藤城さん、小笠原さん、山田崇さん、春田さん、河合さん、林大道さん、鈴木絃さん)の方にご参加いただいたのですが、
ワタクシ事としましては、現在取り組んでいる資格試験の対策のため、
データ整理とブログのみで勤務を切り上げさせていただきました(-_-)。
ここ最近、そのブログのネタ集めに、困っていたのですが、今回のテーマは
ラグビー
です。※正式な競技名は「ラグビーフットボール」ですが、一貫して略させてもらいます。
ラグビーといえば、9月18日~10月31日(現地時間)の長丁場で、イングランドで開催されているラグビーワールドカップ2015が話題です。
日本での知名度はいまいちかもしれませんが、
夏季オリンピック、FIFAワールドカップとともに、世界3大スポーツ祭典と呼ばれているようです。
そして、ラグビーのワールドカップもオリンピックやサッカーWC同様、4年に一度開催され、
1987年の第1回から数えて今回が第8回になります。
過去の7回の大会において、日本代表はよい結果を残しておらず(通算1勝21敗2分、それでも全大会出場は見事です!)、世間的には今回も大会前はあまり期待されていなかったのですが、
今大会の初戦で、優勝候補の一つである南アフリカを相手に、24年ぶりのワールドカップ通算2勝目をあげたことで、
はじめてラグビーに興味を持った人もいるのではないでしょうか?
とはいえ、ラグビーというスポーツは、一般的には「ルールが分かりにくい」という認識ですので、
「せっかく興味を持っても思ったようには楽しめない」人が多いかと思いますが、
実は私は以前の上司にみっちり鍛えられたので、
わずかばかりでも、皆さんの手助けができるのではないかと思います♪
というわけで、今回のテーマは「はじめてのラグビー観戦」です。
このブログを読んでいる人は、「サッカー(アソシエーションフットボール)」の理解は深い方ばかりかと思いますので、
サッカーと似ているところ、異なるところを対比させてまとめてみます。
まずは、サッカー・ラグビーともに球技の分類の一つである「ゴール型ゲーム」ですので、
ゴールを目指してボールを運ぶのは同じです。
しかし、ゴールの形状と得点方法は大きく異なり、
- ゴールラインの後方(10~22m)のインゴールにトライすると5点
- トライ後に与えらるコンバージョンキックがゴール(ゴールポストの間で、クロスバーの上をボールが通過)すると2点
- 相手がペナルティを犯した際に選択できるペナルティキックがゴールすると3点
- 一般のプレーの中でドロップキック(ボールを手から地面に落とし、最初に跳ね返ったときにける)がゴールすると3点…ですが、決めるのが難しいのでなかなかお目にかかれません。
がはじめての観戦で押さえておくべき基本です。
ラグビーのグラウンド。リンク先は第9条得点方法 |
ここで、ラグビー一番の見どころのトライの定義は
「攻撃側のプレーヤーが相手側のインゴールにおいて、最初にボールをグラウンディングすることによって得られる」
となっていますが、試合を見れば何となくはわかりますよね?
まとめますと、トライすると5点、トライ+コンバージョンゴールで7点、その他のゴールキック(※ラグビー用語)で3点ずつ得点が追加されます。
分かりにくい(๑•﹏•)のは、同じプレースキックからの得点でも、コンバージョンゴール:2点、とペナルティゴール:3点の得点数が異なる点ですが、整理できましたか?
あえてもう一つややこしいことを付け加えると、コンバージョンキック、ペナルティーキック(、今回出てこなかったフリーキック)ともに、プレースキックとドロップキックのどちらで蹴ってもよいことになっています(パントキック(ボールを手から落とし、地面につく前にける)はノーゴール!フリーキックからはどのような蹴り方でもノーゴール!!)。
あえてもう一つややこしいことを付け加えると、コンバージョンキック、ペナルティーキック(、今回出てこなかったフリーキック)ともに、プレースキックとドロップキックのどちらで蹴ってもよいことになっています(パントキック(ボールを手から落とし、地面につく前にける)はノーゴール!フリーキックからはどのような蹴り方でもノーゴール!!)。
次に、ラグビーと(豊田高専)サッカーの共通点と言えば、五郎丸歩選手の正確なゴールキックと
筒井選手や吉川選手による超ロングのフリーキックが挙げられますので、
技術面・精神面について、大いに参考にしてほしいと思いますが、
ここであえて通ぶると、観戦する上でのポイントは、ドロップゴールです。
サッカープレイヤーの方からすると、手でボールを運べることや宇宙開発でも得点できることは容易だと感じるかもしれませんが、
ドロップゴールを狙ってよい条件が限定されている、楕円体のボールをバウンドさせなければならないリスクがある、トライの方が得点数が大きい
という絶妙なゲーム性により、難易度の割にはデメリットが大きいドロップゴールよりも
トライを目指す戦術が選択されることが多いようです。
だからこそ、ここぞという場面でドロップキックを選択することはその選手に勇気が必要で、
そのゴールを決めそれが勝利や惜敗(※こちらを参照してください)につながったときに、
その選手やチームの選択が称賛されるのです(ちょっと熱く語ってしまいました)。逆に言えば、不用意に「みんなでのトライ」を目指さず「自分勝手にドロップゴール」を狙うのは空気が読めないということで嫌われます。
あと、上では挙げませんでしたが、ラグビーの競技規則によると「ペナルティトライ :5点」というのもあり、
これは、「相手側の不正なプレーがなかったならばほぼ間違いなくトライが得られたと認められた場合…」となっていますので、
条文だけ読むと成立条件はサッカーの「決定的な得点の機会の阻止」と似ていますが、
その後の適用は、得点を認めてしまうラグビーと、得点は認めず退場(+多くの場合でPK)という重い懲戒罰を課すサッカーとの違いが見て取れます。
今回書いたことだけでは、まだまだ分からないことだらけのラグビーですので、
これからも機を見て少しずつ紹介してみたいと思います(๑'ᴗ')ゞ。
日本が惜しくも敗退してしまったためちょっと忘れられがちですが、
ラグビーワールドカップ2015はいよいよ終盤を迎えて、
今日の深夜(10月25日0:00)に準決勝第1試合 南アフリカ対ニュージーランド、
明日の深夜(10月26日1:00)に準決勝第2試合 アルゼンチン対オーストラリア
が行われ、
来週末の3位決定戦(10月31日5:00)、決勝戦(11/1 1:00)
で、幕を閉じます。
そして、ついでのアナウンスで恐縮ですが、
明日10月25日にはラグビーの高専大会の予選が、豊田高専にて開催されます。
ラグビーワールドカップで予習して、高専大会を生観戦してみるのはいかがでしょうか?
1 件のコメント:
ラグビーにもお詳しいとのことで、無理を言ってスミマセン。シンプルに得点方法を説明して頂きましたので、今後の観戦時には、得点の喜びや勝敗を決める得点方法の選択を理解しながら楽しむことができそうです。またよろしくお願いします。
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