今回もラグビーです♪
ラグビーワールドカップ2015の25日,26日の準決勝は、
日本時間深夜の試合でしたが、ご覧になりましたか?
準決勝を勝ち上がったニュージーランドとオーストラリアが11月1日の決勝で対戦しますが、
それに備えてもう一勉強しておきましょう(3位決定戦南アフリカ対アルゼンチンは10月31日)!!
前回は、得点方法を中心に解説しましたが、今回はゲームのコンセプトについてです。
こちらもサッカーと対比させると分かりやすいと思います。
日本ではサッカーとよばれるアソシエーションフットボール…がっつり日本語に訳すと「協会式蹴球(きょうかいしきしゅうきゅう)」ですが、
世界的には単に「football(フットボール)」です。
日本でも世界に倣ってそう呼ぶ人も増えていますが、
多くの国では英語のfootballをその国の言葉に訳す形で使われています。
余談ですが…
例外的なのはイタリア語の「calcio(カルチョ)」ですが、
イタリアにはfootball成立以前からfootball風の遊びが存在したようで、それがcalcioと呼ばれていたそうです。
日本で例えると、サッカー(とかリフティング)の事を蹴鞠(けまり)と呼ぶ感じでしょうか?
東洋では、直接的なのが中国の「足球(ズウチュウ)」…そのまんまfootballですね。
一方、韓国では、「축구(チュック)」だそうですが、実はこれ、漢字で書くと「蹴球」で、日本と同じです。
なお、日本でサッカー以外のフットボールは、
ラグビーは「ラ式蹴球」または「闘球(とうきゅう)」、アメフトは「米式蹴球」または「鎧球(がいきゅう)」だそうです。
前置きが長くなりましたが、
フットボールの基本的なコンセプトは「足を使ってボールをゴールへ運ぶ」で、
これはサッカー・ラグビー共通だと思います。
このコンセプトについて、協会でルールを厳格に定めて「手を使わない」ことにしたのがサッカーで、
このゲーム性によって、全世界のファンを魅了し、素晴らしい才能が次々と生まれているのです。
ではラグビーは…とありきたりの話はせず、
もしサッカーの競技規則にハンドリングの反則
「ボールを意図的に手または腕で扱う」がなかったらどうなるか
を考えてみましょう(これもありきたりな例え話でしょうか???)。
ワタクシなりに挙げてみますと、
- ドリブルは手でボールを持って走りだす
- パスを選択するよりもドリブルを選択するほうがボールを奪われる確率が低い
- 正当なディフェンスでは相手を止められないため、ファウルが増える
- 結果的に両チームともに大量得点のスコアとなる
といったところでしょうか?意外に楽しめそうな気もしますが、諸説あるラグビーの起源のひとつ、
もひょっとしたら参加していた人たちは、あまりルールにこだわらず、とりあえず楽しんでみたのかもしれませんね。
ラグビーの起源は、「1823年、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出した」ことだとされている。
とはいえ、手を自由に使えるサッカーのままでは十分なゲーム性が得られませんので、
ゲーム性を高めるためのルールが追加されていきました。
ここで、専門用語が必要と思われますが、あえて、次のブログ記事へ後回しにします。
- ボールが楕円形になりました。 ※実は逆で、楕円形の方が持って走りやすい?
- 前にボールをこぼしたり、前に投げたりしたら反則です。
- タックルが成功したらボールを放さなければならない。
ここで考えられる選択の一つとして、
「フットボールの初心にかえって、ボールを蹴って運ぶ」
ことになりますが、そこにはサッカーよりも厳しい
- オフサイド ※オフサイドラインは、ボールを保持している人
の反則が待っています(オフサイドの説明はそれだけで1記事書けそうですので今回は割愛します)。オフサイド以外にも、
も追加されていますし、前回解説した通り、
ことから、ボールを前に蹴ることができても待ち伏せできなかったり、
失敗や逆襲のリスクが高いのは困りますので、
次に考えうる作戦が、
です。ラグビーの醍醐味である三大密集戦「スクラム」「モール」「ラック」
でボールを運びます。みんなで運ぶので、安全な分、ゆっくりしか進めません。
そして、密集戦は得てして膠着を招きますので、密集戦における反則(ハンドもあります!)も追加されています。
サッカーとの比較という意味では、
ことは、7人制や10人制があることからも、今となっては点を取りやすくするためだったのか点を取りにくくするためだったのか分かりませんが、
となっているのは、競技性というよりも選手の安全性を考慮して変更されたルールで、
サッカーよりも肉体を痛めつける競技であることは明らかですね。
いまいちまとまっていませんが、以上のコンセプトを踏まえてラグビーの試合は、
という流れで展開します。
さて、ラグビーといえば、10月25日には東海地区大会予選の試合- うまくボールを前に蹴らないと不利になる反則
も追加されていますし、前回解説した通り、
- キックでの得点はトライでの得点より低く設定されている
ことから、ボールを前に蹴ることができても待ち伏せできなかったり、
失敗や逆襲のリスクが高いのは困りますので、
次に考えうる作戦が、
「One for All, All for One の精神でボールを運ぶ」
です。ラグビーの醍醐味である三大密集戦「スクラム」「モール」「ラック」
でボールを運びます。みんなで運ぶので、安全な分、ゆっくりしか進めません。
そして、密集戦は得てして膠着を招きますので、密集戦における反則(ハンドもあります!)も追加されています。
サッカーとの比較という意味では、
- 1チームの人数が15人に増えた
ことは、7人制や10人制があることからも、今となっては点を取りやすくするためだったのか点を取りにくくするためだったのか分かりませんが、
- 試合時間が試合時間が前後半40分、ハーフタイムのインターバル10分
- 交替/入替えのプレーヤーの数が最大8人
となっているのは、競技性というよりも選手の安全性を考慮して変更されたルールで、
サッカーよりも肉体を痛めつける競技であることは明らかですね。
いまいちまとまっていませんが、以上のコンセプトを踏まえてラグビーの試合は、
- (ラン)手でボールを持って走り、
- (パス)タックルを受ける前に(斜め)後方の味方にパスで繋ぎ、
- (ブレイクダウン)タックル(または反則)を受けたら、密集戦の間に布陣を整え、
- (キック)苦しくなったらキックで陣地回復/ここぞというところでゴールを狙う
- そして、攻守交代
という流れで展開します。
豊田高専 対 鳥羽商船高専が豊田高専にて行われましたが、
残念ながら12対14で惜しくも負けてしまい(TДT)、
11月8日の決勝戦には鳥羽商船高専が進出するそうです。
写真をいただきましたので掲載しておきます。
※写真の掲載にご同意いただけない方はご連絡下さい。
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