報告が(昨日の社会人リーグと)前後してしまいましたが、
8月9日~13日の5日間にわたって、東海・北信越高専サッカートレセンが行なわれました。
やはり絵になる近畿大学高専さんとの対戦 いつもお付き合いいただき、ありがとうございます♪ |
トレセンとは、
トレーニングセンターの略で、サッカー界では、国内トップであるJFAのナショナルトレーニングセンター制度に基づく育成システムで、
まだチームとしてよりも個としての成長が必要な若い年代において、将来の代表選手を育てることを目的としており、
U-12、U-14、U-16の各年代において、(市町)⇒地区(愛知は6地区)⇒47都道府県⇒9地域⇒ナショナルと徐々にトレセンを経て、U-15から始まる、いわゆる「年代別日本代表」に選出されていきます。
豊田高専サッカー部の選手の中にも、トレセンに参加した経験がある選手もいるかと思います。
トレセンは、このように選手を選抜・育成・強化していく目的とともに、最新の指導法をグラスルーツ(草の根)のサッカーファミリーにまで広げていくことも目指しており、我々のような指導者を指導する講習会・研修会が並行して行なわれるのが通常です。
では、高専トレセンとは何なのか?
ここまでのお話で、日本人サッカー選手ならば誰もが一度は目指すサムライブルーに直接つながるものではないことは、容易にご理解いただけると思いますが、
逆に、このブログを閲覧していただけるほどの高専サッカーフリークの方ならば、全国高専サッカー連盟では、3年に一度、「全国高等専門学校サッカー選抜」を結成し、ドイツ遠征に出かけていることもご存知かと思います。
全国高専選抜の選考は、その年度の地区大会・全国大会でのパフォーマンスが、主な評価対象ですが、
将来的には、各地域ともに高専トレセンを実施し、そこで選抜・強化した上で、
全国高専選抜を結成する形に整備してほしいと思います。
そして、ドイツ遠征についても、単に親善試合をしてくるだけではなく、
遠征先のローカルな大会でよいので、是非、実力が測れる結果を残してほしいです。
高専選抜が目指すべきスタイルは全日本大学選抜で、
毎年シーズン前の2,3月に、
「デンソーカップチャレンジサッカー」として各地域の対抗戦に全日本大学選抜も加わってカップ戦が開催され、
その流れで「日韓定期戦」が開催されます。
そして、2年に一度のユニバーシアードを最終目標としており、日本は上位進出の常連で、
過去の優勝回数は5回(最多)と、年代別日本代表よりも結果を残しています。
大学と異なり、高専制度は日本の独自色が強いのですが、
高専的な学校制度のある国同士で連携して、高専界のワールドカップを、
是非、高専生の皆さんで立ち上げていただけると…夢があってよいと思います♪
蘊蓄が長くなってしまいましたが、
現状の東海・北信越高専トレセンは、選抜選考の意味合いは非常に少なく、
その1~2週間後に開催される全国高専大会の前哨戦といえます。
今年の高専トレセンは、多くの高専チームにご参加いただけたので、
全国大会の4日間を上回る5日間にわたって、
みっちりトレーニングマッチをこなさせていただきました。
原則的には、全国大会出場校同士の直接対決は行なわれませんので、
結果ではなく内容でチームの評価をするべきで、
豊田高専は、1試合1試合において全力を出し切り、
大会2週間前にして、完全な困憊状態にまで追い込みました。
この計画&実践が吉と出るか凶と出るかは全くの未知数で、更にあいにく、試合結果はあまりよくなかったのですが、
ここまでやりきった選手達はひそかに自信を持って、
全国大会に挑んでくれるのではないかと期待しています。
この度、豊田までお越しいただいた、近畿大学高専さん、長野高専さん、岐阜高専さん、鈴鹿高専さん、本当にありがとうございました!!
次回の高専トレセンは、9/15~17@和倉温泉多目的グラウンドで、今のところ、富山高専本郷さん、福井高専さんと合流しての交流戦を予定しています。
日程的にはまだまだ余裕がありますので、より多くの高専さんとご一緒できることを楽しみにしています♪
長野高専さん。遠方からお越しいただきありがとうございました。 |
月曜日は公共の会場確保が難しく、豊田高専で開催 |
ナイター戦は、夜風が心地よかったです。よね? |
今回最長4日間参加の岐阜高専さん |
最終日は、同じ東海地区代表の鈴鹿高専さんも来場しました。 全国大会では、共に戦い抜きましょう!!! |
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