2014年12月28日日曜日

高校選手権情報より

こんにちは!!

年末年始のサッカーといえば、例年は天皇杯&高校選手権ですが、
今年は既に天皇杯はガンバ大阪の優勝で幕を閉じていますので、

楽しみも半減ですね(>_<)。


それはさておき、高校選手権の開幕を前に、目にとまったニュース記事を転載し、

このブログならではの視点でコメントしてみます。

“サッカー専門学校”が高校選手権? 特別な環境に特別な心意気。初出場・開志学園JSCが秘めるもの
 93回目を迎える伝統行事、高校サッカー選手権大会が12月30日より首都圏で開催される。今回登場する平野貴也が注目したのは雪国の“サッカー専門学校”開志学園JSC。選手権初出場となる彼らが抱く特別な思いとは……。(中略)
特殊な“専門学校”として
 開志学園JSCは、特殊な環境にある。
 JSCは「ジャパンサッカーカレッジ」の略で、専門学校にあたる。JSC単体では高体連への加盟もできず、一般の高卒資格も取得はできないのだが、同じNSGグループ(スポーツ界ではJ1新潟を含むアルビレックス全体を支援していることで知られている)が経営する開志学園のスクーリングを受けることでこの問題をクリアしている。所属する生徒は、男女のサッカー部と新潟ユースの選手たち。今夏には、「生徒全員が全国大会出場」という普通の高校ではあり得ない珍現象も起きた。卒業する際には開志学園とJSCの二つの卒業証書を手にするというから、かなり特殊な学校であることは間違いない。(後略)

記事の主旨である選手達の頑張りについても心に響くものがありますので、別記事にて紹介しようと思いますが、今回は開志学園の特殊性について…



まず、「開志学園JSC高等部」チームの位置付けは、Jリーグ「アルビレックス新潟」のU-18年代の下部組織ということになります。

通常、JリーグチームのU-18下部組織はU-18(JFAの分類では第2種)のクラブチーム登録で、新潟にもユースチームは存在します。

今やU-18の最高峰の大会は第2種のチームすべてが参戦可能な高円宮杯かもしれませんが、大会の伝統や知名度からすると、やはり、高校選手権の方が勝ります。

しかし、高校選手権(&高校総体)は2種の中でも「高校サッカー」に分類され、クラブチームは出場することができません。

記事にもありますが、「開志学園JSC高等部」チームが高校選手権に出場可能なのは、高等部の選手が通信制の「開志学園高等学校」の生徒であり、高校チームとして認められているからです。
ちょうどトヨタ自動車が運営する「トヨタ工業学園」の生徒が「科技高豊田」の生徒でもあることと似ています。


目指す先は違うかもしれませんが、特化した専門性、多様な進路、恵まれた環境、そして、寮生活…と並べると、まさにトヨタ学園?って感じですが、サッカー部の体制まで見ると、高専チームと社会人チームの2本柱をもつ豊田高専ともどことなく似ているかもしれませんね。

いかがでしょう?
ちょっと親近感が湧いたところで、創部10年目で選手権初出場の開志学園JSCにも注目です♪

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