ダイビングは、キャッチング(の構え)、ステッピング、ローリングの次に繰り出すべき最終手段です。
「構え」もそうなのですが、正しい指導を受けていないと正しく実践できない(内的表象が確立しない)技術の一つですので、注意が必要です。
- ダイビングはカッコよく!!!
-
- 跳ぶ前に、サイドステップ(またはクロスステップ)でボールの正面に入る癖をつけましょう。サイドステップからの連続動作で、ローリングまたはダイビングに入ります。
- サイドステップで正面に入れないとき、初めて、横に伸びましょう。ただし、いきなり跳ぶと足元や脇が甘くなります。ダイビングの前に正しいローリング(シューズのアウトサイド、膝、腰、肩、腕の順で滑らかに着地する)をマスターしましょう。上に跳ぶのはNGです。
- ローリングで、スムーズに、遠くまで跳べるようになったら、いよいよ、ダイビングです。ボールの高さによって、跳ぶ角度を変えることになりますが、あくまでローリングの延長の意識が必要です(足元や脇を緩めない)。受け身がしっかりとれるように、芝や人工芝で練習しましょう。
- ダイビング(やローリング)は最終手段です。基本的にはキャッチングではなく、ディフレクティング(手のひらではじくこと)を目的としましょう。ただし、力んで前方にはじいてしまうと、ごっつあんゴールの餌食です。前にはじかないように、枠の外へ(つまりコーナーキックに逃げるように)そらす意識や訓練が必要です。
- まとめますと、ダイビングは、「斜め前方へ全力で跳び、ディフレクティングで最小の力でコースを変え、ゴールからボールをそらす」のがカッコいいプレーです。「キーパーよこっとび~&キャッチ」はカッコ悪いと思いましょう。
さて、このブログ記事3部作で主張したかった「ダイビングは斜め前方」についてですが、こちらもネット上に図解や動画がありました。
文系人間の私でも記憶にある
「点と直線の距離」
の実用例で、最短距離で跳ぶのが、最も早くボールに到達できるという理屈です。
そのためには、ベストのタイミングで構え、ノーモーションで、ベストの方向に跳ぶ必要がありそうです。
「ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい」より引用 |
構えるタイミングが悪かったり、構えた後ふりかぶっていては、ベストの方向に跳ぶことができず、カッコ悪いよこっとびになってしまいます。
参考動画はこちらです。
いかがでしたか? 今回の研修で習ったことは以上です。
他のサイトの紹介ばかりで、まだ、直接指導する自信はありませんが、自分なりに図解を作ってみる等で、まずは、私自身の理解度を高めたいと思います。
1 件のコメント:
ゴールキーパーの技術指導は、今回ご紹介くださったように「斜め前へ跳ぶ」ためのものとして体系化されていて、すぐに効果が出るのがよいですね。手元にある中では、元日本代表GK小島伸幸さんの「DVDでわかる!小島伸幸のサッカーGK(ゴールキーパー)コーチング プロ技完全マスター編(DVD付)※DVDがありません…」がよく纏まっていてよいと思います。こちらの本からも指導実践できるとよいですね。借りたい人はどうぞ。
コメントを投稿