2014年2月12日水曜日

フォロワーシップ

東明有美さんの著書「"なでしこ"から学ぶ最強のフォロワーシップ」を初めてご紹介したのが1月10日でしたが、その後、自身でフォロワーシップについて調べてみましたか?

フォロワーシップとは…例によって、Wikipediaで検索してみましたが、

日本語のページにはまだ掲載されていない新語のようです。英語力のある高専生の皆さんならば、英語版をそのまま載せて良いですね。

Followership refers to a role held by certain individuals in an organization, team, or group. Specifically, it is the capacity of an individual to actively follow a leader. Followership is the reciprocal social process of leadership. The study of followership is integral to a better understanding of leadership, as the success and failure of groups, organizations, and teams is not only dependent on how well a leader can lead, but also on how well the followers can follow. Specifically, followers play an active role in organization, group, and team successes and failures. Effective followers are individuals who are considered to be enthusiastic, intelligent, ambitious, and self-reliant. The emergence of the field of followership has been attributed to the scholar Robert Kelley.

念のため(?)訳しますと、

フォロワーシップとは、組織(やチーム、グループ)における各個人の役割を指す。具体的には、積極的にリーダーに従う個人の技量のことである。フォロワーシップは、リーダーシップとは逆の立場でのその組織への関わり方である。組織の成功や失敗は、リーダーがいかによく導くかだけでなく、フォロワーがいかに良く従うかにも依存するので、フォロワーシップの向上は、リーダーシップのよりよい理解に不可欠である。特に、フォロワーは組織における重要な役割を担う。熱心で、知的で、大志を抱いており、そして、自立的な個人が、有能なフォロワーとみなされます。フォロワーシップとは、カーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授によって提唱された概念である。

一読するだけでは、リーダーに従順な者がよきフォロワーのように感じますが、そうではありません。「最強の…」の前書きから抜粋すると、


  • 当事者意識を持って組織や上司と協同する意識と行動
     
  • リーダーがフォロワーの能力を引き出す責務を担うように、フォロワーはリーダーの能力を引き出すことが求められる
     
  • ほとんどの組織において、成功するリーダーの貢献度は20パーセントに過ぎず、残りの80パーセントの成功の鍵を握っているのはフォロワーである
     
  • 社会において、リーダーでいる期間よりフォロワーとして働く期間が長い人がほとんどである
     
とも述べられています。"なでしこ"たちには出来ていて、私たちに出来ていないことは何なのでしょうか?

東明さんが

フォロワーシップの概念が、日本の企業や日本人には不足している

と指摘するように、豊田高専においても学寮の寮指導学生研修会等、リーダーシップ研修は充実している反面、一般学生、つまりフォロワーのスキルアップはなおざりになっているように感じます。以下の図を見る限り、フォロワーシップは、指導寮生・班長やサッカー部の学生スタッフに求められる能力そのものと言えます。

フォロワーシップという"力"を意識しよう」から引用

フォロワーシップの向上も、打倒鹿児島!を目指す豊田高専サッカー部のレベルアップに必要な要素のひとつではないでしょうか?


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