2013年12月18日水曜日

鹿児島高専の強さの秘訣

今回も「他高専ブログ」の受け売りですが…
その中でもちょっと異色の「かぼすシュートの蹴球アラカルト」を閲覧したことはありますか?

このブログサイトは、大分高専の宮明先生が書いているもので、以前、福井高専の長水監督に紹介していただきました。「高専サッカー」についての記事は、それほど多くないのですが、高専サッカー部の監督視点のサッカーがどんなものなのか興味があり、日々、チェックさせていただいています。

そのブログに、「鹿児島高専サッカーが築いたもの(2009年06月28日掲載)」という記事がありました。その内容は、フムフムその通り!と思うものから、はっと気付かされることまで、有益な情報が掲載されていました。その中から、心を打たれたフレーズを引用します。


「いいですか、サッカーを訓えてはいけません」「サッカーを訓えるのは簡単です」この先生からこう言われた言葉が脳裏に焼きついています。


ここで、「この先生」とは鹿児島高専前監督の「山崎亨大先生」を指します。豊田高専の部員で直接お話をしたことがある人は少ないかと思いますが、試合中にベンチ(2004~2011は引率教員)や応援席から強烈な激励の声を出されていたのは覚えているのではないでしょうか?

山崎先生の紹介や鹿児島高専のサッカーの分析は、ブログ記事に譲るとして、「サッカーを訓(おし)えてはいけない」ということを考えてみましょう。ワタクシも指導者の端くれですから、講義で学びましたが、選手に技術や戦術を教えすぎると選手が考えることをやめてしまうということです。
サッカーにおいてよくあるのが、ミスをした後の〇〇サンが言ったから…というような、いいわけじみた説明です。これを続ける限り、江崎監督や宮川コーチが目指す「考えるサッカー」には到底たどり着きません。

これは、私生活でも〇〇先生が言ったから…、お父さんが言ったから…、新聞記事に書いてあるから…、といったように思考停止が連鎖します。常日頃から、得られた情報をそのまま受け取ってしまうのではなく、まず、いったん考え、自分なりの解釈をして行動してください(さすがに、学則は守ってくださいね)。その行動が正しくなければ、当然、叱られます。失敗を恐れず考えて行動し、その失敗から本当の正解にたどり着く過程が、まさに、「考えるサッカー」に繋がるのです。

「サッカーを訓えるのは簡単です」の言葉の重み(高専全国大会46回中23回優勝)をじっくり噛み締めて、打倒鹿児島を目指しましょう。

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