突然ですが、オノマトペって知ってますか?小野妹子でもオノヨーコでもありません。
オノマトペとは、フランス語の「onomatopée」です。日本語では、擬音語と擬態語の総称で、擬声語と呼んだりもしますが、
統一された日本語として確立していない(文部科学省が版行する『学術用語集』は英語の「onomatopoeia」を「擬声語」としているようです)為、
この記事では、オノマトペで統一します。
オノマトペといえば、「ホンマでっか!?TV」で微妙なキャラが受けて、頭角を現した藤野良孝・朝日大学准教授(こちらは子供向けブログ?)。先日(11月12日)放送の「100秒博士アカデミー」でもその研究成果をテレビらしく、興味ある形で発表なさっていました。
百聞は一見に如かずということで、動画を観てみましょう。
小学生ならまだしも、
高専生になってまでオノマトペを発しながらプレーするのは
恥ずかしいとか思うかもしれません。
しかし、新チームになって以来、
キャプテンやコーチ、監督にダメ出しを受ける選手が多いように見受けられます。
サッカーの戦術は、頭で理解・整理するのは大前提で、
それを体力・技術を伴って、パフォーマンスしなければなりません。
跳び箱の例のように、
理屈は分かっていても実践できない状況を専門的には、
「(外的表象と内的表象に乖離があり)内的表象が確立していない」
といいます(3年生以上には、スキー教育で高津先生の指導があったかと思います)。
「センスがない」の一言であきらめてしまうのではなく、オノマトペを活用してみてはいかがでしょう?
先日の100秒…に引き続いて、藤野先生のブログには、サッカーネタ(11月20日付)も掲載されています。
よく「稚拙な指導」と揶揄される「長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督」の指導法も藤野先生にかかればこの通り!理にかなったものになります。
また、お隣岐阜県(瑞穂市 ※岐阜高専のある本巣市のすぐ南)所在大学の常勤教員である藤野先生ならば、皆さんがちゃんとアポを取れば、門をたたくことも出来ると思います。
余談ですが…
何を隠そうワタクシ・ツヅキは、大学でまさにオノマトペを専攻していたのです!!
日々の生活でも、オノマトペを発しては、濁音は強さ、とか、s音は素早さ、とか、ついつい分析してしまいます。
藤野先生が「オノマトペ博士」ならば、私はちょっとグレードが落ちますが、「オノマトペ学士」ですね。
藤野先生のTVでのご活躍を見るたびに、共同研究者と寝泊りしながら(汗)卒業論文を仕上げた日々が、つい昨日のことのように思い出されます。
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1 件のコメント:
サッカーの基本戦術は、"Look around", "Meet the ball", "Pass and go"の3原則です。子供の頃から、いろんな技術や戦術をそれこそ身体に叩き込まれて身に付けてきましたが、高校時代にこの理論を学んで、整理できるようになってからは、指示されたことをすぐに理解し、表現できるようになったと記憶しています。指導者となった今は、よりシンプルに、より分かりやすく伝えることが求められており、オノマトペの有用性も十分理解しているつもりです。「パパッと周りを見ろ」とか「グッと寄せろ」とかでしょうか?私も藤野先生、都築先生に教えを請うて、指導力を上げたいと思います。
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