2021年7月13日火曜日

東海地区高専大会2021報告 その②

ふたたび、こんにちは!
その①からのつづきです♪

第59回東海地区国立高等専門学校体育大会サッカー競技(会場:愛鷹広域公園スポーツ広場)は初日を終えて、

1位 岐阜 2勝      勝ち点6
2位 沼津 1勝1敗    勝ち点3 得失点差+1
3位 鳥羽 1勝1敗    勝ち点3 得失点差-2
4位 豊田 1敗1PK勝ち 勝ち点2
5位 鈴鹿 1敗1PK負け 勝ち点1

と、過去にない団子レースながら、鈴鹿、豊田の不調ぶりからして、岐阜、沼津が抜け出しそうな様相でした。
自力での2位以上がすでに消滅している豊田高専としては、僅かな可能性にかけて自分たちのできることをやるだけ…といった状況でした。

岐阜沼津鳥羽豊田鈴鹿
岐阜高専***1○03○0
沼津高専0●1***3○1
鳥羽商船0●3***1○0
豊田高専1●3***0△0
鈴鹿高専0●10▲0***


この日の豊田高専は、第2日第2試合、鳥羽商船高専 vs 豊田高専に出場しました。
豊田高専は上位進出のためには鳥羽戦での大量得失点差での勝利が不可欠で、
さらに、最終決戦となる岐阜戦にベストコンディションで臨むための布陣を敷きました。

まずは1勝!

地力に勝る豊田高専は試合開始直後から猛攻を仕掛けましたが、
相手の守備陣の頑張りもあり、なかなか得点できませんでした。
このような試合にありがちな展開で、守備の課題が解決できていないことと相まって、
前半7分、苦手とするCKからヘディングで決められてしまうと、
続く9分には、今度は流れの中で良い形を作られて、追加点を献上、
早くもゲームプランが崩れてしまいました。

普通ならばここで諦めてしまってもおかしくない状況でしたが、
前半アディショナルタイムの右CKの場面で、途中出場の4 和田裕介選手のクロスに、
13 下村悠太選手が合わせて、ようやく悪い流れを断ち切りました。
その後も、鳥羽の粘りがあって一方的な展開とはいかず、一進一退を繰り返しましたが、
コツコツとチャンスをモノにして得点をあげ続けた豊田は、
終わってみれば2-4で、この大会初めての40分勝利、勝ち点3をあげました。

苦しいのはどこも同じ

大会も終盤に差し掛かり、やや状況に変化が出てきました。
ここまでは、「好調の岐阜、沼津」、「不調の豊田、鈴鹿」、「上昇の鳥羽」と概ね3つの様相でしたが、
調子をやや落とした岐阜と逆にやや調子が出てきた鈴鹿が0-0で引き分け、PKはかろうじて岐阜がモノにし、
豊田にも2点差以上勝ちという自力での全国進出権が再浮上してきました。
一方の沼津は手堅く鈴鹿、鳥羽をそれぞれ1-0で下し、一足先に全国大会進出を決めました。

本大会の最終決戦、第2日第5試合、豊田高専 vs 岐阜高専は、

  • 岐阜は勝利すると優勝
  • 豊田は2-0勝ち以上で2位

と、それぞれモチベーションを高く維持して臨みました。
また、豊田高専はキャプテン7 植手陵司選手が負傷のため、
この試合は選手登録は外され、チーム役員としてテクニカルエリアから指示を出す係に配されました。

負傷の植手選手に代わってキャプテンを務める9 岩崎恵悟選手

1点差負けまでは全国出場ができる岐阜に対して、
鳥羽戦で苦しみながら勝利しようやく状態が上向いた豊田は、
前半16分、中央後方からの直接FKの場面で、10 小寺攻樹選手からのロングフィードに、
8 谷川翔太選手が頭で合わせて先制し、あと1点…まで岐阜を追い詰めます。

試合の大勢としては、1点差負けでもよい岐阜に対して豊田がやや優勢といった流れの中、
最後の畳みかける場面で、選手交代のチグハグさを露呈してしまいましたが、
この試合最後の決定的な場面で、15 村松嵩太選手のヘディングシュートが枠を外し、
万事休す…1-0で試合には勝利したものの涙をのむことになりました。

大会序盤で大きく躓いてしまったことを考えると、大会終盤には出来過ぎなくらいに状況が好転したことや3位という結果は上出来かもしれません。
しかし、上位チームの躓きで得たチャンスをものにできなかった事実は大きいとも言えそうです。
幸い(?)、今年のチームには5年生がいませんので、今のメンバーで来年もう一度やり直すことができます。
是非、悔しさをバネに来年は結果を残してください。

お疲れさまでした。

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