全国大会2019報告のつづきです。
第54回全国高等専門学校体育大会サッカー競技 兼 第52回全国高等専門学校サッカー選手権大会準々決勝A会場第1試合、豊田高専 vs 近畿大学高専は、
8月22日(木)9:30キックオフ、ミツトヨスポーツパーク郷原(呉市総合スポーツセンター)陸上競技場にて行われました。
互いに1回戦の疲労が残る中でしたが、気温28℃、湿度80%とこの時期にしては良好なコンディションでの戦いでした。
![]() |
1回戦の苦戦を良い方向に持っていきたい |
愛知と三重の隣接県同士で、過去には最も多く練習試合で対戦している両チームですが、
全国大会での対戦は初で、過去2年間は練習試合でも対戦がなかったため、
互いに様子を見ながら臨みました。
試合は、宮川コーチに練っていただいた戦術とスタミナ面に絶対の自信を持つ豊田高専に対して、
スタミナ面に不安はあるものの、ずば抜けた個人技と瞬間的なスピードとパワーを誇る近大高専の一進一退の攻防となりました。
しかし、相手にやや恐れをなしてしまった豊田高専は受け身に回ってしまったためか、
試合を通じてミスが多く、押し込まれて危うい場面が多くなってしまいました。
そして、前半6分、前半18分ともに、相手との力関係に気をつけてしっかり対応すれば問題なさそうな場面でしたが、
相手の個の力に競り負ける形で、立て続けに失点を重ねてしまいました。
あっという間に苦しい立場に立たされましたが、
前日のミーティングで提示されたいくつかのゲームプランのうちの「最後の切り札」といえるひとつ、
前半2失点の場面までは、無理に攻め急がずに、自分たちのサッカーを続けて相手にプレッシャーを掛け、
相手がスタミナ切れを起こしたところで畳み掛ける背水の陣を敷くことになりました。
格上相手に2点差をひっくり返すのは至難の業ですが、
豊田高専は我慢強く自分たちのサッカーを続け…
後半には、(決めていれば起死回生となったはずの)2度の決定的な得点の機会を得ることができましたが、
残念ながら、それらを決めきることができず、
やや気落ちしたところで、追加点を許してしまい、0-3でこの試合を終えました。
スコアの上では完敗でしたが、展開次第ではどちらに転んでもおかしくない好ゲームでしたので、
自分たちのサッカーをやり通した選手の皆さんを褒めてあげたいと思います。
これで大会はベスト8で終えることになり、東海地区第1代表としては及第点の結果であったといえるかと思います。
大会は、鹿児島高専が3年連続の優勝を遂げ、準優勝が近畿大学高専、
第3位には現時点での身近なライバル、岐阜高専と小山高専が入りました。
その他でも、スプリングカップ参戦組の長野高専や富山高専本郷キャンパスもベスト8に入りました(1回戦で近大に破れた仙台名取も善戦しています)。
今大会の敗因として、全国大会に出場できなかった2年間に自信をなくしてしまったことが挙げられると思います。
全国大会の連続出場を逃してしまうと、そこからの立て直しはまた厳しいものになってしまいますので、
来年も最低限全国出場は達成できるようにしてください。
その他の報告はまた後日
0 件のコメント:
コメントを投稿