ここ数年「一年の計?」と題して、新年の抱負を書いてきましたが、
いよいよネタ切れ感が増してきましたので、
今回は、この1年ほどの間、ありきたりな話題となっている「平成最後の…」でお茶を濁しておきますσ(^_^;)。
といったところですが、「最後の」といいつつ、最初の話題は、
今日1月8日は平成最初の日
です。昭和64年1月7日の次の日が、平成元年1月8日だったそうです。
つまり、平成元年には1月1日から1月7日までは存在しないのです。
※サラリと書いてしまいましたが、最初の年は〇〇1年じゃなく元年なのですね。
少し話が飛びますが、学校に関しては「年度」がさらに話をややこしくします。
昭和から平成への切り替わり時には、
昭和63年度(昭和63(1988)年4月1日~平成元(1989)年3月31日)
平成元年度(平成元(1989)年4月1日~平成2(1990)年3月31日)
と昭和64年度が飛ばされました。
わずか7日間だったことと、次の年度初めまで3ヶ月ほどあったことで、大きな混乱はなかったそうです。
となると、平成から次の元号への切り替わり時も同じ流れになるのでしょうか?
ちょっと心配になって、法的根拠から調べ直してみたところ、
まずは「元号法(昭和54年6月12日施行)」があります。元号法には、皇位の継承があった場合に限り改元され、それは政令によって定められることのみ記されています。昭和から平成への改元時には、昭和天皇が崩御された昭和64年1月7日に「元号を改める政令」が発令され、その翌日、つまり1月8日から平成となりました。
今回の改元は少し様子が異なりますが、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法の施行期日を定める政令」によって、
平成31年4月30日の次の日が〇〇元年5月1日
となることはすでに決まっていますが、次の元号が何になるのかは決まっていません。
一つの時代の区切りとして、これまで私達が生きてきた平成が終わり、
新しい時代の幕開けとなります(*´∪ェU`)。
ただ、カレンダーや文書、コンピュータシステム等でこれまで「平成」としてきたものを
新しい元号に切り替えるのは大変な労力が掛かりそうです(そのための10連休…なんて言ってしまうと叱られそうですが)。
さらに、問題になるのは「学校年度」のようです。
なお、学校年度の法的根拠は、学教法施行規則第59条に「小学校の学年は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。」と書かれており元号については触れられていません。
先に書いた昭和⇒平成の前例に倣えば、
平成31年度(平成31(2019)年4月1日~〇〇2(2020)年3月31日)
〇〇2年度(〇〇2(2020)年4月1日~〇〇3(2020)年3月31日)
と〇〇元年度が飛ばされることになります。
しかし、過去を遡ると(つまり、明治⇒大正、大正⇒昭和の場合は)そうではなく、
両元号の併記や、新元号のみの記載も見られるようです(総合すると両元号併記が正式だったようです)。
昭和⇒平成時に混乱がなかったのは、改元が1月から3月までの間だったためで、もし新元号で年度を記そうとすると平成0年度とおかしなことになってしまうから とも言えそうです。
おまけですが、大正天皇の崩御は1926(大正15年)の12月25日で、その日のうちに改元され、昭和元年となりました(つまりこの年の12月25日は大正でもあり昭和でもある!)が、奇しくも昭和64年と同じ7日間のみですので、大きな混乱はなかったと推測されます。
先日、「新元号の公表は2019年4月1日」と安倍首相が発言したとの報道がありました。
この意図をどう捉えたら良いのでしょうか?
新元号の公表が、
4月1日より前の場合:それまでに準備をして〇〇元年度としてスタート可(できれば早いほうが良い…とみんな思っている気がしますが)
4月1日より後の場合:すでに平成31年度として始めてしまっている(ので、途中では切り替えるのが難しい)
と、妥当な解があるのに対して、4月1日公表の場合、その日から始めようと思えば始められますし、午前0時に発表されない限り、新しい日(の業務)が始まっているので無理とも言えます。
といったわけで、どうやら2019年4月から始まる年度の元号については、まだ決まっていないのが実情のようです。
官公庁はともかく、民間はこれを機に、西暦表記に変わっていってしまうかもしれませんね(民間…と書きましたが警察庁管轄の運転免許証は西暦表記に変わる方向のようです…と書きかけましたが、最新のニュースでは西暦・元号併記となるようです)。
この記事の締めとしては、「高専大会」について書きたいところです。
改元が2019年5月1日ですので、7月~8月に行われる高専大会は昨年の大会が「平成最後の」だったわけですが、
もし、新年度が「平成31年度」として施行されるのならば、次回大会こそ最後の「平成大会」であり、新元号最初の大会(こちらはほぼ確定です)でもあることになるかもしれません。
では、今週末からの「平成最後の天皇杯予選」で結果を残しましょう!
1 件のコメント:
今年もよろしくお願いします。
平成最後といえば、今日は吉田沙保里選手、楢崎正剛選手の引退発表のニュースも流れました。
時代の区切りの2019年は是非、記憶にも残る結果を残したいですね。
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