今年最初のブログ記事は、季節の話題でしたので、本日2つ目の記事は、
もう少しお正月っぽいネタを採り上げてみます。
サッカーをやっている皆さんならば誰でも、一度はプロのサッカー選手になることを夢見たことがあるかと思います。
実際、子どもの就きたい職業の上位にサッカー選手がランキングされます。今日見かけた記事では、会社員に1位を譲っていましたが…
では、職業としてのサッカー選手、つまり、プロサッカー選手になるにはどうしたらよいのでしょうか?
Wikipediaを引用するまでもなく、「プロスポーツ選手」とはスポーツをすることで報酬を得る選手のことで、
本来は、その報酬だけで生活できることが条件のように思いますが、競技によっては、
プロ/アマの区別が元来のアマチュアリズムに近く、選手が僅かでも報酬を受け取ることができなかったり、
実質的にはプロ相当の収入があるにもかかわらず、名目上は選手としての報酬ではない形でうけとることで、競技を続けることができたり、
はたまた、プロ選手と認められているにもかかわらず、その報酬が不足し、アルバイト等との掛け持ちをしなければ生活できなかったり、
と、単純に、「プロ」=「アマでない」とは言えない状況のようです。
サッカーの場合、プロとアマの「活動範囲の垣根」こそ、ほぼないも同然ですが、
サッカー競技における「プロフェッショナル」の定義は、国際サッカー連盟(FIFA)が定める「Regulations on the Status and Transfer of Players」の中で「クラブと契約を結び、日常の出費を上回る給料をサッカー活動により支払われている者」と定義されている。このため、クラブと契約を結んでいない者はもちろんのこと、契約を結んでいても給料がごく少額に留まる者や、名目上サッカー活動以外の対価として給料を得ている者(いわゆる社員選手など)はプロ選手としては扱われない。
Wikipedia「プロフェッショナル (サッカー)」より引用アマチュアとは選手の経済的な状態を指す。アマチュアと正反対に位置する状態がプロフェッショナル(以下プロとする)である。プロとはスポーツを職業としており、かつ報酬を受け取っている選手を指す。
これはあくまでもスポーツ選手の状態を示すものであり、カテゴライズを指すものではない。従ってこの中間の選手も存在する。即ちスポーツを職業としていないが、それによって報酬を受け取っている選手である。このようなスポーツ選手はアマチュアとは呼べないため、国際サッカー連盟などではノン・プロフェッショナル(ノンプロ)と表現する。
現在ではオリンピックや大規模な国際大会に参加するトッププレーヤーの多くはプロか、若しくはノンプロとして参加している。これは既に述べた通りアマチュアという形態で参加することにほとんど意味を見出せないためである。
Wikipedia「スポーツにおけるアマチュア」より引用
のように、「プロ契約」については厳格な線引きができそうです。
余談ですが、この定義ならば豊田高専サッカー部も学校やOBの皆様、スポーツ課や体育協会からご支援をいただいているわけですから、純粋なアマチュアではなくノンプロといえます。
したがいまして、プロサッカー選手になるということは、
「プロの試合(日本ですとJ3以上)」に出場する選手であることではなくて、
クラブと「プロ契約(日本ですと3段階に分かれています)」を結ぶことになります。
極論でいえば、Jリーグの試合に出場する選手でもプロ契約をしていなければアマ選手ですし、
JFL以下のアマチュアの試合に出場する選手でもプロ契約をしていればプロ選手ということで、
これらはそれほど珍しいことでもないようです。
いかがでしょう?スポーツマンのこころで学習しましたが、
「プロ選手といえども引退するときには日常の世界に戻る」
という、プロとアマの垣根の低さをしっかり理解していれば、我々もプロを目指すということをもっと身近に感じてもよいのかもしれません。
前置きがかなり長くなりましたが、お正月休みの間に読み漁ったネタの中から、
丸山龍也(まるやま りゅうや)選手のキャリアについての記事をご紹介します。
全サッカー選手が夢を実現するために。
異端の男・丸山龍也が語る自己実現への推進力あなたは「丸山龍也」というサッカー選手を知っているだろうか。高校生から海外でプロサッカー選手になることを目指し、2013年にタイのトライアウトに参加。2014年にスリランカ・チャンピオンズリーグのニューヤングスFCと契約し、今季よりリトアニア2部リーグのFKタウラス・タウラゲでプレーしている。「何が何でもプロになる」確固たる意志とともに、イレギュラーな道から夢を達成した丸山。現在は目標を「チャンピオンズリーグ出場」に引き上げ、新たな夢の実現に邁進している。
丸山龍也選手は、まずは「プロ選手になる」という夢を実現するため、
そしてその次のステップとして、「チャンピオンズリーグに出場する」というより困難な夢を目指して、
おそらく丸山選手にとって最短の、そして最も可能性の高い選択肢を取り続けているといえます。
皆さんの夢は何でしょう?
夢を追い続けることで得られるもの、
夢をあきらめることで得られるもの、当然、どちらもあり得ます。
どちらを選ぶかはその人自身にしか決められませんし、
単純な二者択一でもありませんので、しっかり考えることが必要のようです。
ちょっと説教臭くなってしまいましたが、皆さんもまずは夢を持ち、それを追い求めるのか諦めるのか…人生の経験値を高めていってください。
1 件のコメント:
今年もよろしくお願いします。
キャリア教育に携わるようになってそれほど年月が経っていないのでまだまだ偉そうなことは言えませんが、
一般には、自分が将来してみたい職業と向いている職業が異なる(かもしれない)ことを理解させるのが重要のようです。「サッカー選手」はその端的な例かもしれませんね。
ただ、高専生は将来「プロの技術者」を目指すことになりますので、サッカーを通して「プロとは何ぞや」を理解することができるのは、非常に良い経験です。
では、今年も1年頑張っていきましょう!!
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