時系列的には、高校生大会開幕と前後しますが、
ラグビーワールドカップ2015は日本時間の11月1日(イングランド現地時間16:00キックオフ)、
ニュージーランド対オーストラリアの決勝戦が行われ、
ニュージーランドが勝利し、3大会連続4回目の優勝を決めました!!
先制点は、前半8分(ラグビーのスコアもサッカーと同様の切り上げ表示のようですね)、
左サイドにてファウルでペナルティーキックを得たニュージーランドでしたが、
10 D.カーター選手がきっちり決めてゴールキック、まずは3点リードしました。
続く前半14分には、今度はオーストラリアの10 B.フォーリ選手がペナルティーゴールを決めて、
3-3の同点。序盤は、トライまで持ち込めず、ゴールキックで得点を稼ぐ展開となりました。
初トライは、前半39分、
ここまで9-3とニュージーランドが計3回のペナルティーキックからのゴールでリードしていましたが、
中央付近のラックから右サイドを展開し、最後は、14 N.ミルナースカッダー選手がトライ!
5点追加して14-3、アディショナルタイムの41分(サッカー式ですと40+1分)の
10 D.カーター選手のコンバージョンゴールも決まって2点追加、16-3で前半を折り返しました。
後半開始早々の2分、ニュージーランドはラックから右サイドへの展開時に、
12 M.ノヌー選手が、逆へ切り返して中央突破、
最後は相手バックス陣のタックルを左サイドへかわしてトライ、
ニュージーランド12 M.ノヌー選手のトライ。 ポジション名、ポジションと背番号との対応はマスターしましたか? |
一方のオーストラリアも負けておらず、
後半12分にニュージーランド15 B.スミス選手が悪質なファウルを犯し、イエローカードでシンビン(10分間の退出処置)、
ここでは、ゴールキックではなくトライを狙いに行き、直後の後半13分には、
ラインアウトからのモールで持ち込み、最後は8 D.ポーコックがトライ、
10 B.フォーリ選手のコンバージョンゴールも決まって、21-10と得点差を一気に縮めました。
更に、後半24分には、
オーストラリア9 W.ゲニア選手の相手裏へのパントキックが右サイドを転々とし、
オフサイドラインギリギリから抜け出した14 A.アシュリー=クーパー選手が上手く拾って、
最後は13 T.クリンドラニ選手がゴールライン中央まで持ち込んでトライ!!
もうお馴染みとなった10 B.フォーリ選手のコンバージョンゴールも易々と決まって、
21-17…あと1トライで逆転!というところまで追い上げました。
しかし、勝負を決したのは、後半30分、ニュージーランドの攻撃において、
ラックから展開されたボールを受けた、こちらももうお馴染みの10 D.カーター選手が、
ここぞの一発「ドロップキック」を選択、ゴールまで40mという距離をものともせず、
美しい放物線を描いたボールは、ゴールポストの間を通過しゴールキック成功!
24-17とトライされても逆転されない点差まで引き離しました。
この後、試合の終盤に差し掛かってからは、ニュージーランドは守備固めを、
オーストラリアは状況打開を図りますが、試合の大勢は変わらず、
後半35分には10 D.カーター選手のペナルティーゴールが、
後半39分にはB.バリット選手のトライ、
そして締めには、後半40分に10 D.カーター選手のコンバージョンゴールも決まって、
結果は、34-17でニュージーランドの完勝でした。
オーストラリアは状況打開を図りますが、試合の大勢は変わらず、
後半35分には10 D.カーター選手のペナルティーゴールが、
後半39分にはB.バリット選手のトライ、
そして締めには、後半40分に10 D.カーター選手のコンバージョンゴールも決まって、
結果は、34-17でニュージーランドの完勝でした。
オーストラリアびいきのワタクシは、当然オーストラリアを応援していたのですが、
絶対王者のニュージーランドを相手に、1トライ以内の差まで追い詰めた瞬間はかなり興奮しました。
しかし、その後にニュージーランドが慌てることなく、
ドロップゴールやトライを重ねて勝利したところを見ると、
ラグビーという競技における格下が格上を倒す難しさを痛感しました。
そういう意味では、予選での日本代表の活躍ぶりは決してまぐれではなく、
れっきとした実力と言えるでしょう。
さて、今回の豆知識(実は上の戦評にも新しいことは散りばめられていますので、わからないことは自習しておいて下さいね)は、
ラグビー各チームのニックネーム(愛称)です。
チームのニックネームについては、ラグビーが有名で、各国の代表から町のクラブチームまで、
それぞれ愛着をもって付けられています。
…と思って、いろいろ調べてみましたが、我らがサッカーを含めて他の競技にも
正式/非公認のニックネームはありますね。名古屋グランパスしかり、中日ドラゴンズしかり…
さて、ラグビーに話を戻して、最もメジャーなニックネームは、
絶対王者ニュージーランド代表の「オールブラックス」。色として黒の選択はその強さを表すには良いですが、
我々サッカー界(国内アマチュア)では、規定で黒のユニフォームは審判とかぶるためNGです。
開催国イングランドは…少し調べると「愛称なし」と書いてあり、つまづきそうになりましたが、
イングランドA代表は、サクソンズだそうです。
では、我らが日本代表はサクラのジャージにちなんで、
チェリーブロッサムズ または ブレイブブロッサムズだそうですが、
なんとなくサッカー日本代表のように、監督(=ヘッドコーチ、HC)の名前をとって、
エディージャパンが定着しそうです(※エディーHCは本大会後の退任が決まっています)。
最後に、ワールドカップ準優勝のオーストラリア代表は、ワラビーズです。
なぜカンガルーでなくワラビーなのかは、次のネタのためにとっておきます。
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