昨日の高校生大会、豊田大谷戦では、スコア上は3-1とまずまずの快勝でしたが、
ほぼ一方的に豊田高専の攻撃が続いた割には得点できなかったので、
その課題点について、動画クリップを作成し、整理してみたいと思います。
まず、今回の記事のキーワードは、
バイタルエリア
としてみます。例によって、Wikipediaによると、
とはっきりした定義はないようですが、図で示すと、
バイタルエリア(vital area)とは、サッカーにおいて、得点につながりやすい活動が起こる地帯を示す言葉である。
- ペナルティーエリアの中でゴール幅と同じ幅のエリアの事。
- DFとMFの間のスペースのこと。ペナルティアーク周辺のDFラインとMF(セントラルMF・守備的MF)の間のスペース。
- 得点になりやすい活動が起こる地帯のこと。チームごとに違う。例えば、ベッカムがいるチームの場合、ベッカムが右足でクロスをあげることが出来る地帯もバイタルエリアとなる。本来の用法はこちらであったが、ほとんどのチームに適用できる地帯が上記の地帯であったため、上記の用法が一般的となった。
バイタルエリア/アタッキングサードの図 |
といったところでしょうか?
バイタルエリアに加えて、攻撃の起点的なキーワードとして、アタッキングサードという言葉もありますが、
これは、ピッチを自陣側、中盤、敵陣側に3分割した敵陣側のことで、名古屋グランパスの西野監督がよくインタビューで用いる用語です。
ただ、バイタルエリア、アタッキングサードともに、プロの場合と高専サッカーの場合では異なるため、
高専サッカーでは、もう少し敵陣側にずれると考えられ、
バイタルエリアはペナルティエリアに侵入するかどうかの辺り、
アタッキングサード(3分の1)ではなくアタッキングクォーター(4分の1)
くらいで考えるとちょうど良さそうです。
バイタルエリアについて、youtubeで検索してみると、攻撃よりも守備の動画が多くヒットしましたが、ここでは攻撃の動画、
を紹介します。対比して、昨日の試合の動画を見てみましょう。
豊田高専の動画において、いずれの攻撃もバイタルエリアへの侵入はできていますので、
そこからの選択肢として、ロングシュート、ミドルシュートを選ぶのも必ずしも悪いわけではありませんが、
ショートパスやドリブルを選択してさらなる崩しを入れたほうが、
より決定的な得点の機会が生まれたり、シュートが外れてもコーナーキック等で引き続きチャンスが続きそうです。
というわけで、今週末に向けての対策です。
先日1年生に作業をしていただいた「芝塗り」された領域は、
バイタルエリアを意識して、得点を目指せ! |
江崎監督としては、豊田高専サッカーのバイタルエリア、アタッキングクォーターの意図もあるそうです。
皆さんは気付いていましたか?
同様に、人工芝エリアもゴール幅で、かつ、ペナルティエリアから3m外側は、
バイタルエリアを意識して、意図的に張ってあるそうです。
サッカーは点を取るゲームです。
良い攻撃ができていても、最後のシュートが決まらなければ、結果が出せません。
北高戦までの1週間、ちょうど良い機会ですので、
豊田高専ならではのバイタルエリア、アタッキングサード(クォーター)を意識して、
得点力アップに励んで下さいね♪(。・∀・)9
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