ちょうど、高専大会を前後して、留学から近藤功基選手(3M)、渋谷圭一朗選手(3C)、三輪徹選手(3C)が帰国し、(村岡大輝選手(3I)が出かけたり、5年生が引退するまで)サッカー部の練習も少し大人数での活動となります。
そんな中、渋谷選手はすでに選手登録手続きが完了し、試合に出場していますが、
近藤選手、三輪選手については、留学先のサッカー事情によって、登録手続きに時間がかかるとのことです!!!
※渋谷選手が出場できているのも、実際には、帰国前から江崎監督が準備を整えていてくださっていたからのようです。
まず、留学先のサッカー事情ですが、過去に出かけた選手の実績から、ドイツ、ノルウェー、デンマークについては、クラブチームでサッカーをするにあたって、「国際移籍」手続きをしなければならないそうです。
この辺りは、各国FAの登録選手数で見極められそうですが、
国名 | 登録選手数 | 人口 | 登録選手数/人口 | 未登録選手数 |
---|---|---|---|---|
日本
|
1,045,150
|
127,298,000
|
0.82%
|
3,760,000
|
ドイツ
|
6,308,946
|
80,330,000
|
7.85%
|
10,000,000
|
アメリカ
|
4,186,778
|
316,942,000
|
1.32%
|
20,286,000
|
オランダ
|
1,138,860
|
16,592,000
|
6.86%
|
607,000
|
ノルウェー
|
331,811
|
5,109,056
|
6.49%
|
191,000
|
デンマーク
|
301,333
|
5,602,536
|
5.38%
|
210,000
|
各国の人口が異なるので、登録選手数を人口で割って割合を出してみたところ、(日本を除いて)概ね5%を超えると登録が必要となりそうです。過去の実績がない国では、オランダ、チェコ等は国際移籍が必要かもしれません。
過去最も多くの学生が留学したアメリカは、一度も国際移籍の手続きをしたことがないそうです。アメリカは登録選手数はドイツに次いで世界第2位ですが、未登録選手数も中国に次いで世界第2位ということのようです(汗)。
※分析を始めるまで、FIFAが「未登録選手数」を把握しているとは思いもよりませんでしたので、人口で比率を出しましたが、これですと、各国のサッカー人気にも影響されてしまいますね…統計って難しい^^ そして、日本のサッカー人気って…
さて、本題ですが、ドイツ等、国際移籍が必要な国に留学し、向こうでサッカーをする場合、
- 日本から海外に出かけるとき(必要書類:国際移籍証明書発行申請書、申請料:現在は不要)
- 海外から日本に戻るとき(必要書類:国際移籍証明書発行申請書、国際移籍選手登録申請書、パスポートのコピー、住民票の写し、申請料:10,800円、登録料:2,000円、その他加盟料:3,300円)
と、当然ですが、二重の手続きが必要です。また、これらの手続きには、お金と時間がかかります。チーム監督 ⇔ 県協会 ⇔ 日本協会 ⇔ 相手国協会 ⇔ 相手州協会 ⇔ 相手チームコーチ と国をまたいで、何度かやり取りをしなければならないということを十分理解してください。
豊田高専サッカー部においては、特に7月8月に留学から帰ってくる選手の「海外から日本」への手続きを迅速に済ませなければ、全国大会の登録に間に合いません。
- 帰国する前に、所属クラブのコーチに「登録抹消手続き&海外移籍承認」を迅速に済ませてもらうように依頼しておく。
- 帰国する前に、江崎監督に帰国日を伝えておく。
- 帰国後、迅速に江崎監督の教員室に出頭し、必要な手続きの書類の準備を始める。
今後も留学に出かける人は、留学先のサッカー事情にも気を配ってくださいね。
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