今日は、大学リーグの開会式でしたが、例によって(?)、江崎監督(ここでは、学連副委員長でしょうか)のサポートで、私も参加させていただきました。
準備中!! |
全体の流れは、
13:00~ 研修会
15:00~ 東海学生リーグ開会式
16:30~ 愛知学生選手権開会式
でした。
このうち、第1部の研修会は、JFAが取り組んでいる暴力根絶についてで、題目は『一流の「スポーツマンのこころ」』でした。
この研修の講師は、2013年度から学連委員長に就任された岐阜経済大学監督の髙橋正紀教授でした。
江崎監督から事前にスポーツ指導に役立てられる内容だとお聞きしていたので、メモを片手にしっかり聞かせていただきました!!!
簡単にご紹介すると、髙橋先生がドイツ留学を契機に取り組んでいる日本人のスポーツ文化の未熟さの指摘、および、改善の提案で、内容は、
- (近代)スポーツとは?
- 「激しい身体活動」+「勝敗を競うゲーム」である。スポーツを「楽しむ」ために絶妙にルールが設定されている。
- 「とことん真剣に勝つことにこだわり、そして、それを楽しむのがスポーツである」 これが楽しめないのならば、やめてほかの事をやればよい。
- スポーツの位置付け
- 日常(生活)と非日常(スポーツ)を区別する。スポーツでの出来事は、あくまで、非日常での出来事である。そこでの疑似体験を日常に活かすことが、その人の成長に役立つ。日常である健康や環境が健全でないと、非日常のスポーツをすることすらできない。
- スポーツマンのこころ①
- 「自分のため」挑戦をして、困難を乗り越える。「できる」が嬉しいは当然として、「できない」を楽しめるか?
- スポーツマンのこころ②
- 「仲間のため」みんな自分が大切、だから、仲間の「自分」も大切にする。自分が苦しくて「仲間のため」が困難な時、どうするか?
- スポーツマンのこころ③
- 「ゲームのため」みんなの楽しさ・ゲームを壊してはいけない。ルール・自分・仲間・相手・審判のいずれが欠けてもゲームを楽しむことはできない。
- スポーツの位置付けの補足
- 日常と非日常の切り替えができているか?日常(もしくは非日常)のマイナス面を非日常(もしくは日常)に持ち込んでいないか?一流のスポーツ選手は、社会人としても一流たりえる。
といったところでした。
私は、
冒頭の「スポーツは子供を大人にし、大人を紳士・淑女にする」という話にはその通り!と納得したものの、
「勝負にこだわるか、楽しさを求めるか」の無意味な二択から抜け出せていなかったことにまず気付かされ、
締めで話された「Good Loser」の話は多少は国際感覚を身に付けてきたと自負する私もよく感じていましたが、
「負けた悔し涙をぐっとこらえることが、次への成長を促す」という理論に、改めてスポーツの奥深さを痛感せざるを得ませんでした。
豊田高専からは、副キャプテンの林君、主務の福井君、3年生の丸山君が参加しました。研修会で理解したことを、是非、チームに還元してくださいね。
熱心に聞き入っている…? |
Good loserで検索!
菊と刀で検索!
1 件のコメント:
「スポーツマンのこころ」について、まとめていただき、ありがとうございます。日本において、スポーツ文化が成熟させることが、我々指導者の役目ですが、なかなか難しいですね。Facebookページで紹介していただいたDVDは、私も持っていますので、ミーティングで活用したり、興味がある人に貸し出したりということはできそうです。必要な人は、自分で購入してください。
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